特集 原因から見直す「ストーマ管理困難症」
セルフケア導入の工夫と取り組みの例―在院日数が短縮するなかで
内藤 亜由美
1
1藤沢市民病院地域医療連携室WOC相談室
pp.233-235
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100694
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ストーマ造設を受ける患者は,病気や予後に対する不安を抱えたうえに,排泄経路の変更を余儀なくされる状況に置かれる.排泄は人間の尊厳にかかわることであり,セルフケアの指導をはじめるにあたっては,精神的な準備状態のアセスメントが大切である.そのうえで,個別性を尊重し指導を行なうことは,オストメイトがネガティブなボディイメージを持たずにストーマとともに生きていくうえで重要である.
以上を考慮し,当WOC相談室は,継続したセルフケア指導の実践と相談窓口として中心的役割を担っている.本稿では,当院WOC相談室の現状と今後の展望について述べる.
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