連載 看護のアートをめぐるカフェ・トーク⑦
フィールドワークで得たもの①:すべての表現は再表現
谷津 裕子
1
1日本赤十字看護大学
pp.964-970
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100650
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ミキのお願い
「ごめんなさい! 先生方の会合なのに,私ばっかりしゃべっちゃって.」
「何も遠慮することないんですよ,ミキさん.そのために銀座まで連れてきたんだから.」
「もっと聞きたいことがあれば,何でも聞いていいのよ.」
「え,ホントですか? じゃ,聞いちゃおうかな…」
「どうぞどうぞ.」
「4年生になってからずっと先生の本1を読んでるんですけど,結果の最後の部分がちょっとわかりにくくて…どういうことなのか,少し説明してほしいんです.」
「まぁミキさん,読んでくれてたんですね! どうもありがとう.結果の最後の部分っていうのは,“看護のアートにおける表現の本質的特徴”として5つのテーマを論じたところ2ですね.あれは要するに,こういうことなんです.」
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