特集2 透析の苦痛を「仕方ない」としない
透析時の穿刺痛軽減に対するペインレスニードルの効果
佐藤 ともみ
1
1JA長野厚生連篠ノ井総合病院人工腎センター
pp.1182-1185
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100575
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はじめに
当院は病床数433床(一般406床,ICU4床,ドック23床)の一般病院である.人工腎センターは,1971(昭和46)年に開設された,長野県内でも歴史の古い透析センターで,現在は同時透析84床と専用の腹膜透析室を備えている.総合病院の透析室という性格上,透析導入から外来維持透析に加え,手術・治療目的での紹介入院による透析,急性疾患に対し各種の特殊な血液浄化療法まで対応している.
血液透析は,午前と午後の2サイクルで毎日実施している.また,腹膜透析は,通常月1回の診療を行なっている.現在,透析患者は266名(血液透析227名,腹膜透析39名)で,透析治療期間20年以上の透析者も多く,最長では32年になる.
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