調査報告 データにみる腹臥位療法の有効性[4]
呼吸器疾患に対する改善効果―腹臥位(うつ伏せ)療法研究会発足準備室
大内 基史
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1独立行政法人国立病院機構南横浜病院呼吸器外科・リハビリテーション科
pp.995-997
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100546
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はじめに
当院の呼吸器外科では,早期離床や排痰援助のため以前から呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)を行なってきた.体位ドレナージ,排痰プログラム,胸郭可動域訓練を術直後より行ない,良好な成果を得てきた.体位ドレナージの1つとして腹臥位療法(うつ伏せ療法,prone position therapy;以下,PPT)を取り入れてきたが,今回「腹臥位(うつ伏せ)療法研究会」発足にあたり,PPTが呼吸器系以外にも多くの効果を発揮することを知り,さらに積極的に取り入れるようになっている.
本稿では,呼吸器系疾患に対する改善効果について報告する.
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