連載 Check & Step Upシリーズ 剤形別くすりの知識・7
外用剤③―皮膚外用剤Ⅲ(貼付剤)
大谷 道輝
1
1東京逓信病院薬剤部
pp.1022-1029
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100547
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前回まで,皮膚外用剤のなかでも,軟膏やクリームなど,塗り薬の使用上の注意点について解説してきました.これに比べ,湿布剤などの貼り薬は,「貼ればいいだけ」という簡便な使用法から,筋肉痛などに広く使用されています.しかし,そのために,誤った使い方をされている例も少なくありません.ほかの剤形同様,貼り薬も,副作用や禁忌に十分な注意が必要です.したがって,今回は,貼付剤の注意点および適正使用法について紹介します.
貼付剤の種類
貼付剤には,局所作用を目的とするものと,全身作用を目的とするものとに分類されます.
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