特集 女性がん患者のリンパ浮腫ケア
患者の声
リンパ浮腫とともに生きるということ
大隅 惠子
pp.654-655
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100484
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2000年3月7日,広汎子宮全摘術および骨盤リンパ節・傍大動脈リンパ節郭清術を受けました.その術後,腸閉塞を起こし,腸が動くまで点滴治療のみという予期せぬ長期入院となりました.腸が動き出し,食事をとれるようになったあと,切除したリンパ節72個のうちの1個からがんが見つかったことから,放射線治療を行ないました.5週間の治療を終え5月30日に退院し,リンパ浮腫に気がついたのは7月でした.
放射線治療中は食欲が減退していたため,退院後は「食欲が戻ったから太った」くらいに思っていました.しかし,下腹部の異常なはれ方はおかしいと感じはじめ,定期検査のときに主治医に伝えたところ,「リンパ浮腫でしょう」とのことでした.
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