連載 わかる!できる!教える! 臨床看護技術の根拠(12)【最終回】
原子と分子とアボガドロ数 物質の最小単位について考える
平田 雅子
1
1前・神戸市看護大学短期大学部
pp.962-965
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100204
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今まで,圧力(真空採血管の原理,血圧測定におけるエビデンス,高圧蒸気滅菌の原理),力学(重心線の一致と安定・不安定,摩擦力,消耗エネルギーの計算),熱現象(水の特異性,赤外線の特徴,湿度と温度の関係),単位(パスカルとジュール,圧力の単位)と取り上げてきましたが,単位編の最後に,さまざまな事象を構成する最小単位でもある「原子量」について述べようと思います.
新人ナースA(以下,A):私,高校のときは化学が好きだったんだけど,最近は「モル」や「当量」っていう言葉を聞くと,正直なところ避けたいなぁって思うんです.
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