特別寄稿
手稲渓仁会病院助産婦の利尻島での活動
錦木 啓子
1
,
中村 瑞恵
1
1医療法人渓仁会手稲渓仁会病院
pp.1066-1071
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903478
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利尻島へ助産婦派遣までの経緯
当手稲渓仁会病院は昨年(1997年)4月から北海道稚内市の西に位置する利尻島に助産婦を派遣,島民の周産期ケアにあたっている。当院の助産婦が利尻島で活動を始めるきっかけとなったのは,利尻島国保中央病院から産科を開設することになったので,助産婦の応援を頼めないかとの相談を1996年6月に受けたことによる。
利尻島国保中央病院は利尻島の中核病院として,内科,外科,婦人科等を開設しているが,助産施設は1965年利尻島富七町に設立された母子健康センターを利用していた。
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