特集 わが病院のめざすもの—新・改築時の理念と実際
手稲渓仁会病院—500床
前久保 博士
1
Hiroshi MAEKUBO
1
1手稲渓仁会病院
pp.1014-1015
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209428
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契機
渓仁会は札幌市内に二つの病院(一つは942床を有する老人病院,西円山病院であり,他方はリハビリ主体の366床の定山渓病院)を有する法人組織であった.これら二つの病院に共通していることは,老人主体ということであり,それなりに高い活動度のある病院であるが,老人主体なるがゆえに生じた各医療スタッフの充実度は,満足のいくものではなかった.加えて昭和62年頃より生じた医療法改正に伴う病院設立ラッシュは既存の病院の存続を脅やかすに足る規模であり,渓仁会の二つの病院も,その影響なしとは言えぬとの結論に達した.
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