クローズ・アップ
—「子宮・卵巣かんのサポートグループあいあい」主宰者の—まつばらけい氏
pp.929
発行日 2001年11月25日
Published Date 2001/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902751
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現代は,疾患にかかった当事者によるセルフヘルプグループがそれぞれにできてきて,以前に較べれば孤立して悩む辛さが少しでも解消される受け皿になってきました。婦人科がん患者の会としては「子宮・卵巣がんのサポートグループあいあい」が1年半前に発足,充実した活動をしています。
「あいあい」を立ち上げたのはご自身,2年近く前に子宮体がんを体験したまつばらけいさん。適切な医療を受けられることが,婦人科がんにかかって切実に望んだことでしたが,そのために必要な情報を提供してもらえ,精神的に支えあえる患者会がほとんどないことを知り,呼びかけることに。「がんという共通項をきっかけに出会い,愛情や哀しみを分かちあったり,相談して,心やわらぐ,新しい仲間を得,体験や情報を共有化していく」ことを目的として,会の名称は「和気あいあい」にちなんでいます。スタートして短期間にかかわらず「あいあい」は内容濃い活動を展開しています。(「あいあい」の活動および婦人科がん患者のケアについては特集を併せてお読みください)
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