クローズ・アップ
—ブラジルの「人間的な出産ケア」推進のために来日した—医師と看護婦のJICA研修生
pp.281
発行日 2001年4月25日
Published Date 2001/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902616
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JICA(国際協力事業団)は世界の発展途上国で各種の支援活動を行なっていますが,ブラジル北東部のほぼ赤道直下のセアラ州で展開してきた「ブラジルJICA家族計画母子保健プロジェクト(通称・光のプロジェクト)」の活動は掛け値なしに賞賛に値するものでしょう。詳細は本文の特集に譲りますが,助産婦のいない国に助産の概念を導入,「助産の心」を互いに伝えあい,分かちあうことで,変革が起こりました。変革はブラジルの産科関係者にも日本の関係者にも起きました。
プロジェクトの活動は3月で終了しますが,このたび総仕上げにプロジェクトの活動の本拠地セアラ州で指導的立場にあるシルビオさん,アンジェラさん,イネイダさんが研修のために来日しました。2か月の予定ですが,現在,助産院をはじめとして日本のクオリティの高い周産期関係施設で,厳しく楽しい研修を修めているところです。
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