Medical Scope
分娩停止・難産からの帝切適応
島田 信宏
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.911
発行日 2000年10月25日
Published Date 2000/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902511
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帝王切開率をもう少し引き下げたいという希望は,私たち産科周産期医療従事者の誰もが抱いている悲願です。
予後が良ければいいのではないかという一方の意見もありますが,結果が悪く出たときの医療裁判のことを考えると,少しは社会的影響のことを含んでいて仕方がないという部分があるかもしれません。初産婦の帝切が増加すると,どうしても,2人目もまた帝切になる症例が増えるので,帝切率を下げるには初産例の帝切を減少させる必要があるのは言うまでもありません。
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