臨床メモ
早期産骨盤位と帝切分娩
佐藤 直樹
1
1帝京大学医学部産婦人科
pp.459
発行日 1979年6月10日
Published Date 1979/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206056
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骨盤位分娩の児周産期死亡率および罹病率は,頭位分娩に比べ高率であり,その分娩の取り扱い方に関しては,すでに多くの議論がなされている。しかし,これらの多くは正期産骨盤位の報告で,早期産骨盤位に関する報告は少ない。
早期産で低出産体重児の場合は,児脳組織の未熟性と,母体軟産道の未熟性の両方の悪条件が重なるので,分娩様式の選択は慎重でなければならない。
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