特集 周産期医療事故—母と子を守る助産婦になる
病院事務局長の立場から,産婦人科領域の事故防止についての提案
森 進
1
1医療法人宏和会事務局
pp.239-242
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902368
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はじめに
筆者は病院の事務局長として8年ほど勤務してきたが,事故報告書や患者からのクレームを見るにつけ,改善への余地はないものかと思案することが多かった。医療現場を身近に見てきて,なぜトラブルが続くのか,どのように対応していけば患者の満足度は向上するのか,そのためには何をなすべきかを私なりに考えてみた。
本稿では,医療従事者全体が義務と責任を自覚し,まっとうしていくことが事故防止につながり,最終的には信頼関係をも築くことになるということを主張したい。
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