Japanese
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特集 証拠にもとづく助産ケア
ナースミッドワイフによる支持的ケアと帝王切開分娩の発生率減少との関連
Supportive nurse-midwife care is associated with a reduced incidence of cesarean section
ジェーン・バトラー
1
,
バーバラ・エイブラムズ
1,2
,
ジェニファー・パーカー
3
,
ジェームズ・M・ロバーツ
1
,
ラッセル・K・ラロス, Jr.
1
Jane Butler
1
,
Barbara Abrams
1,2
,
Jennifer Parker
3
,
James M. Roberts
1
,
Russell K. Lares
1
1カリフォルニア大学(サンフランシスコ)産科学・婦人科学・生殖科学部門
2カリフォルニア大学(バークレー)公衆衛生学部栄養プログラム
3カリフォルニア大学(バークレー)公衆衛生学部生物統計学
pp.304-312
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901914
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目的:本研究の目的は,個人的な分娩サポートを含めたナースミッドワイフ(看護婦助産婦)によるケアが,帝王切開分娩のリスクの減少に役立ったかどうかを検証することであった。
研究設計(デザイン):大学病院で遡及的コーホート研究を行ない,医師が管理した患者3,551名とナースミッドワイフが管理した患者1,056名を比較した。患者の社会経済的状態ならびに人種はまちまちであった。回帰分析を使って,ナースミッドワイフが管理した患者と医師が管理した患者の独立変数(母親の年齢,人種,経産歴,児サイズ,出産年)を操作し,両グループの従属変数(分娩異常のリスク,胎児仮死の診断,および帝王切開分娩の発生率)を推定した。研究に参加したのは,産前診察で少なくとも5回来院し,満期に,後頭位で,先天異常を伴わない単生児を生児出産した女性であった。
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