今月のニュース診断
疾患・施術別インフォームド・コンセントの現状
斎藤 有紀子
1
1明治大学法学部
pp.544-545
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901737
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がん遺伝子診断の指針
「家族性がんの遺伝子診断,文書同意が必要」(神戸新聞5月14日)。特定の家系で発症しやすいがんの遺伝子研究・遺伝子診断について,「家族性腫瘍研究会倫理委員会」は詳細なガイドライン指針案をまとめた。
近い将来,日本でも4人に1人ががんで死亡する時代が来るといわれている。がんは今でも十分に「なじみ深い」病気だが,その発生機序の解明,予防法開発のためにも,発症確率の高い「家族性がん」家系を調査する意義は少なくないと,研究者たちは考えている。
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