私の分娩体験記
自然出産からの贈りもの
山中 容子
pp.684-688
発行日 1996年8月25日
Published Date 1996/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901540
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平成7年2月7日,その日は穏やかでカーテン越しに朝日が入り小鳥もさえずっていました。その中でわたしは,生まれたばかりの菜子を傍らに,幸せな時間を過ごしていたのです。
自然の素晴らしさに酔いしれ,すべてのものに対して神に感謝したい気持ちでいっぱいでした。生まれてこのかた,心からそのように思えたのはこのときが初めてでした。それほどに,自然な出産は神聖なことであり,生命の神秘や自然の偉大さを感じさせてくれるものでした。
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