特別記事 佐藤由美子さんの出産体験をいかに受けとめるか
わが出産をふり返る。立ち会ってくれた助産婦3人への手紙
佐藤 由美子
,
編集部
pp.396-408
発行日 1994年5月25日
Published Date 1994/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901019
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
佐藤由美子さんは1992年12月19日に,3人目のお子さんである凛(りん)ちゃんを東京・文京区の自宅で出産なさいました。佐藤さんはもともと出産に強い関心をお持ちで,『アクティブ・バース』『バース・リボーン』(いずれも現代書館刊)などの翻訳も手がけている方です。凛ちゃんの出産にかかわった3人の助産婦は,意識も高くキャリアを積んだ方々ばかりでした。出産は長くかかったとはいえ,結果そのものは上々でした。
通常はここで「めでたしめでたし」で終わってしまうのですが,しかし,佐藤さんは心にひっかかるものを感じ,疑問の残ったこ自分の出産体験をふり返ってみようと思われました。そこで援助者の3人の助産婦に手紙を書き,お互いのためにフィードバックすることを提案しましたが,返事がなかなかもらえませんでした。
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.