特別企画 いま産み育てる世代の感覚と対応
分娩体験記
病院で助産婦の理解を得,つれあいも立ち会って
日山 千恵
pp.228-229
発行日 1978年4月25日
Published Date 1978/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205361
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妊娠を知って産もうと決心してから,私自身,出産というものに対して何かが欠けている気がしていた。このまま,何も知らない状態で病院で出産してしまうなんて,回りの人たちがすんなり子持ちになってしまう不思議さを見て来ただけに,とてもイヤだと思うようになっていった。その時,『女のからだ』の本と出会い,準備出産クラスに参加して,徐々に,出産について知っていった。病院出産の問題点,自宅分娩のすばらしさについても聞いたりしたが,結局,渋谷の日赤医療センターで出産することに踏み切るようになった。というのも,準備出産クラスでお世話になるには,距離的な問題があったりする上,この日赤が,自然分娩の方針で出産させること,またそこで,理解ある助産婦さんを知ったということ等々の理由からだった。
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