ケースレポート
先天性奇形児を出産した母親の心理過程とその援助
戸塚 ひろ子
1
,
石野 綾子
1
,
森田 真由美
1
,
竹内 芳子
1
,
一 千恵美
1
,
岡田 淑子
1
,
広瀬 良子
2
,
粂喜 美栄
2
1京都専売病院産婦人科
2京都専売病院産婦人科看護部
pp.244-247
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900768
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はじめに
妊娠して母となる女性には,「生まれてくる児が五体満足で健康な児であってほしい」という共通した願いがあります。しかし,そのうちの何人かはこのような願いもむなしく,先天奇形を持って生まれてくる児の出産を経験しなければなりません。
口唇裂,口蓋裂を持った児は,出生数400〜500人に1人の割合で生まれるといわれていますが,当京都専売病院の産科においても口唇・口蓋裂児を出産した母親がいました。
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