特集 第22回ICM学術大会
大会印象記
感性のアンテナを高くかかげて
曽我部 美恵子
1
1野口医院
pp.72-75
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900248
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リフレッシュ!リフレッシュ!
「助産婦からの贈りもの—愛・技・知」をテーマに,アジアで初めての国際助産婦連盟学術大会が10月7日から12日まで,神戸市の神戸ポートアイランドホール(ワールド記念ホール)と国際会議場の2会場で行なわれた。参加者は約6,000人(外国から1,000人,国内から5,000人)。ICM大会の参加者としては過去最多であり,43ヵ国,54協会の助産婦が集まり,熱気と活気に満ちた学術大会であった。大会は一言でいえば「すばらしかった」の一語に尽きるが,それぞれの助産婦がそれぞれの感銘と感動を学えられた大会だったと思う。助産婦という専門職の意味を改めて考えさせられ,母子の健康のために,社会の人々のためになにができるのか,カルチャーショックも含め,頭脳と精神をリフレッシュさせた参加者が多かったのではないだろうか。それぞれの思い,考えで参加し,これからの助産婦としての自分のあり方を見いだすのに役立てることができたのではないかと思う。私も,そのひとりである。期待どおり刺激的な大会であり,今後の助産婦活動に示唆を与えられた。
私なりに大会の状況を振り返り,印象的だったことを述べたい。
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