連載 気功の精神世界・9
気の場と気功治療
津村 喬
1
1関西気功協会
pp.1054-1055
発行日 1989年12月25日
Published Date 1989/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207751
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「雰囲気」とか「気配」とかいう言葉は,どちらも「気」がついていて,見えない「感じ」を表す言葉です。しかし一体何がその雰囲気というあいまいなものを作っているのでしょうか。森の中に入ると心が洗われるようである,というのは,物質のレベルでいえば樹木の出しているフィトンチッドのせいであるということになるのでしょうが,それだけではなく,人間と樹木の「心」のつながりというか,そういうもののほうが大きいでしょう。森の作る「気の場」というものがあって,それを感じるということになるのでしょう。
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