連載 新生児学基礎講座[臨床編]・3
新生児診断学③—主要な異常所見とその診断学的アプローチ
仁志田 博司
1
1東京女子医科大学母子総合医療センター新生児部門
pp.494-503
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207640
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新生児は重症であってもその症状が明らかでなく診断が難しい上,急激に症状が変化し診断がついた時には手遅れのことも珍しくない。そのため早期診断・早期治療が新生児においては極めて重要であり,わずかな症状からその異常をとらえる努力がなされている。本章でとりあげる項目は,新生児にみられる異常所見の中でその発生頻度が高く,かつ種々の重要な疾患を含むところから,早期診断の手がかりとなる重要な項目である。
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