ニュースを読む
体外受精児の生きていくわが社会は…
牧 智子
pp.94-95
発行日 1988年2月25日
Published Date 1988/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207314
- 有料閲覧
- 文献概要
氏名と写真を公表した体外受精児
1987年11月17日付毎日新聞に『おめでとう体外受精児—誕生を祝って名前を公表』という記事が載った。
「体外受精で生まれた岩手県江刺市の生後三ヵ月の女児の誕生を祝う会が15日,同県水沢市内で開かれ,両親が祝いに駆け付けた知人ら約70人を前に赤ちゃんの名前を公表した。体外受精によって生まれた子どもは7,80人にのぼるが,プライバシー尊重の立場から病院,親とも名前を公表しておらず,自ら公表したのは初めて。両親は『体外受精に対する偏見をなくし,一般の不妊治療として社会の理解を得るきっかけになってほしい』と話している」
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.