講座 実地医家のための不妊症治療講座・3
体外受精
鈴木 秋税
1
,
倉澤 滋明
1
Shuetu Suzuki
1
,
Shigeaki Kurasawa
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.194-197
発行日 1987年3月10日
Published Date 1987/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207560
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体外受精(IVF-ET法)は,不妊症の治療法として最も今日的なトピックスの1つとして多くの議論を呼んでいるが,最近の国際学会などのプログラムでも明らかなように,理論的な問題点は多々残っているとはいえ,日常の産婦人科医療の中に既に定着した治療法として広く応用されてきているのが現状である。
体外受精はそれ以外の医療行為によっては妊娠成立の見込みがないと判断されるものを対象にすると規定し,卵管性不妊症,乏精子症,免疫性不妊症及び原因不明性不妊症を適応疾患に掲げている。
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