連載 JJM誌上講座・効果的な専門職教育のために・9
教師の資質と役割(その3)
平野 朝久
1
1東京学芸大学教育学部
pp.1052-1053
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207281
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この連載も今回で9回めになり,教師の資質と役割というテーマでの論述も3回めになる。そこで,今回と次回は少し趣向を変えて,読者がよりよい教師のあり方(望ましい教師像)を考える具体的な手がかりになりそうなものとして,筆者が調査したものの一部を紹介することにしたい。それは,筆者が以前に勤務していたある公立大学で7年前に調査したものである。
その調査では,約200名の学生たちに,幼稚園から現在までに,かなりの数の先生に教わったはずであるが,その先生方のなかから,最も良かった先生と悪かった先生を1名ずつ取り上げ,その先生がどのような先生だったかを具体的に述べるように求めた。
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