特別寄稿
産む側から考えた「いいお産」とは—本誌8月号の特集「夫立ち会い産」を読んで
吉村 典子
1
1呉女子短期大学
pp.986-990
発行日 1986年11月25日
Published Date 1986/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207000
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
"ワタシ産ム人"デス
本誌8月号の特集「夫立ち会い分娩」を強い関心を持って読ませていただきました。私は自分のお産体験(昭和44年,47年,48年)を通して「どうもお産の現状が変だ」と気づき,"産む人にとって真に幸せなお産とは,産む側から考えていいお産とはどんなお産なのか"を追究しております。そういう私にとりまして,この「夫立ち会い分娩」は産む側と深くかかわる問題であり,それだけに深い思い入れをもって読ませていただきました。
今回,本特集にご論文を発表された3人の先生方(前原先生,福田先生,我妻先生)は,共に産科医療の最前線で活躍をされ,今後の産科医療の方向をも決定づけられる指導的お立場にいらっしゃる方々ぼかりですので,そのこ発言の内容には,よりいっそうの興味が持たれます。
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.