連載 源流への旅
子産み子育て考・1【新連載】
座談会
「子産み子育て考」それぞれのアプローチ
宮里 和子
1
,
坂倉 啓夫
,
菅沼 ひろ子
2
,
鎌田 久子
3
,
末光 裕子
4
1国立公衆衛生院衛生看護学部
2聖母病院分娩室
3成城大学文学部(民俗学)
4東京江戸川区・教育相談室
pp.328-335
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206628
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宮里 今日,ここに集まりましたメンバーはそれぞれ異なった分野で働いているのですが,この3,4年"お産に関する習俗"を民俗学ご専門の鎌田久子先生を囲んで勉強してきまして,ここいらで日ごろの学びの成果を発表したいという意欲が湧いてまいりました。幸い,本誌でこの5月号から「源流への旅—子産み子育て考」というタイトルで,連載をさせていただくことになりましたが,本日は読者の方々に研究内容のアウトラインとメンバーの紹介をいたしまして,助産婦の方々の関心を呼び起こしたい,と,言わばお目見えをさせていただくしだいです。
まず,私のことからで恐縮ですが,自分でもよく4年も勉強を続けられたなと思うんですね。なにしろちょっとあきっぽいものですから。それがいまではこの集まりが私の仕事をするひとつのよりどころみたいに,非常に大事になってきたんですね。
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