ケースレーポート
バセドウ病合併産婦への援助
伊藤 智子
1
,
佐々木 敦子
1
,
中嶋 まさ子
2
1信州大学医療技術短期大学部専攻科
2信州大学医学部付属病院
pp.154-159
発行日 1985年2月25日
Published Date 1985/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206597
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はじめに
甲状腺機能亢進症と妊娠の合併は0.07〜0.2%の頻度でみられ,管理が不十分なときは,流早産や妊娠中毒症,未熟児出生などをきたしやすく,また分娩時には,甲状腺クリーゼの発症について特に注意を要する。
今回,バセドウ病を合併し,内服治療を受けていたが,過期妊娠により分娩誘発となった事例の看護を経験したので,分娩時の援助について報告する。
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