病気のはなし
バセドウ病
橘 敏也
1,2
1聖路加国際病院内科
2臨床病理科
pp.326-331
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201047
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今日バセドウ病といわれる病気の症状を初めて記載したのは,実は1786年英医Parryであった.しかし彼はこれを心臓病と考えた.
本症を甲状腺機能亢進症と決めこんだのは1835年英医Graves,1840年独医のBasedowであった.今日英米系の国では本症をグレーブス病といい,独系の国ではバセドウ病と呼ぶわけである.
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