ケースレポート
不妊治療後妊娠した事例の看護
小塚 智子
1
1仙台社会保険病院
pp.330-332
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206435
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はじめに
外来における継続看護の困難さがしばしば指摘されているが,産科と婦人科の混合外来診療システムのなかでの患者やクライアントへの関わり方や看護の指標がなかなか見当らないのが現状であろう。
中でも夫婦いずれかの理由で妊娠できない場合,心の奥にひそむ心理的問題が大きく,その気持ちを十分に把握できない難しさがある。月平均70〜80人の不妊夫婦が受診する当科でも,精神的看護,患者やクライアントとのコミニュケーションをいかに不妊症の診療にくみ入れていくかは大きな課題である。
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