特集 ―当事者に学ぶ―不妊治療を受ける人々の声
不妊治療と不妊看護―不妊治療におけるインフォームド・チョイスを支援するということ
森 明子
1
1聖路加看護大学
pp.900-905
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100293
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
医療者も患者も互いに本音で語り合うことができたら,これまでとは違う新たな生殖医療,不妊治療の局面が生まれていくのではないだろうか。しかし,現実はまだまだ壁や隔たりがあるように思う。この数年,筆者は勤務校における研究活動の1つとして“聖路加看護大学21世紀COEプログラム「市民主導型健康生成をめざす看護形成拠点」:Women-centered Care:不妊ケアプロジェクト”1)に取り組んでいる。その試みのなかで,自助グループ“フィンレージの会”との共同作業が生まれ,ジャーナリストで不妊治療体験者の,まさのあつこさんとも出会った。本稿では,看護師・助産師の立場から,不妊看護とインフォームド・チョイスについて考えてみたい。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.