特集 臨床実習指導--なにを目指すのか
スタッフとして臨床指導に望むこと
岩本 美純
pp.221-224
発行日 1984年3月25日
Published Date 1984/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206415
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はじめに
看護教育,助産婦教育においては臨床実習のもつ意味は非常に大きい。そこで実習病院の選択が臨床実習目標を到達させる面で重要な因子となりうるのであろうが,学生数に対して施設が不足しているため,病院に付属している学校でさえもすべての実習がその病院内で実施できず,適切な実習病院の選択がままならないのが現状であろう。この現状において教育担当者は種々の問題点や疑問点を実習施設に感じられることが多いと思う。しかし,そうしたときには必ずといっていいほど受け入れ側でも反対の側面から問題点を感じとっているといえるのではないだろうか。
そこで,実習生を受け入れている産婦人科病棟で働く一助産婦として,日頃思うことを率直に体験談をまじえてまとめてみたいと思う。この小文が今後,実習側・受け入れ側双方にとってプラスの方向に働くことを念じつつ。
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