特集 臨床実習指導--なにを目指すのか
3年課程看護学校における産婦看護実習指導案
江幡 芳枝
1
,
坂本 栄子
2
,
大戸 薫
3
,
大平 壽子
4
,
中村 淳子
5
,
由岐中 三代子
6
1元:高松赤十字看護専門学校
2国立高知病院
3屋島総合病院
4国立善通寺病院
5高松市医師会看護専門学校
6徳島県立中央病院
pp.201-208
発行日 1984年3月25日
Published Date 1984/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206413
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はじめに
3年課程看護学校における母性看護学は,看護の対象を「小児期を除くすべての時期の婦人」1)と規定したり,「生殖機能からみた女性の一生と思春期までの男子」2)と規定したり,さまざまであるが,実習に際しては,妊娠・分娩・産褥期の婦人と新生児の一部をその実習対象にしている学校がほとんどである。
そうした状況のなかで,母性看護学の実習目標を設定する上で,最も混乱しているのが産婦看護についてであると思われる。そこでわれわれは,母性看護学実習における産婦看護の意義を明らかにするため,2つの問題点をとり上げて検討を加えてみた。
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