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「進学コースの人も3年課程に入るといいですね」
黒川 スギ
1
1高岡市立看護専門学校
pp.449
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907847
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低成長時代の今日,大学生をはじめ,新卒者の就職は年ごとに厳しくなってきている.看護界でも例外とはいえず,特に地方都市では,卒業生の就職も,これまでのようにいかなくなってきている.この中で看護教育も必然的に量から質への転換を迫られている.黒川先生は,‘地方指向が強まってきているいま,地域の人たちが安心できるような医療の場へ,よい看護婦を自信をもって送り出せるような教育’を目ざして精力的な努力を続けている.
‘私は入学生に双葉の絵を書くんです.人間は,だれでも看護する心を持っている.これをよい環境の中で育てていくのが私たちの仕事ですが,双葉が大きくなるのは,それぞれの人の努力です.だから学生たちには80歳までの人生の中で3年くらいは,がむしゃらに勉強して人間的に大きくなるようにしよう,と言っています’
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