産科内分泌学入門・9
ホルモンレセプター研究の臨床応用
安水 洸彦
1
,
加藤 順三
1
1山梨医科大学産婦人科
pp.1041-1046
発行日 1983年12月25日
Published Date 1983/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206360
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ホルモンレセプターの研究は,臨床医学の分野に大きい進歩をもたらした。従来は原因不明としてかたづけられていた疾患の中には,ホルモンレセプターの概念が導入されることにより,その病態が明らかになってきたものも,かなりの数にのぼる。また,ホルモン療法を行なう場合も,レセプターの状態によりその投与量を調節することが可能となりつつある。
論より証拠で,今回は蔵婦人科領域を中心として「レセプターの概念」の導入が臨床医学の分野にどのように貢献しているのかをみていこう。
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