今月の主題 レセプター
技術解説
ステロイドホルモンレセプター
中尾 誠
1
,
佐藤 文三
1
Makoto NAKAO
1
,
Bunzo SATO
1
1大阪大学医学部第三内科学教室
キーワード:
DCC法
,
バインディングアッセイ
,
EIA法
,
iCA法
,
ホルモン依存性癌
,
標的臓器
Keyword:
DCC法
,
バインディングアッセイ
,
EIA法
,
iCA法
,
ホルモン依存性癌
,
標的臓器
pp.916-920
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900229
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ステロイドホルモンはおのおのの特異的なレセプター(受容体)を介して作用を発現する.臨床医学上非常に重要なことは,乳癌,子宮内膜癌,前立腺癌などのホルモン依存性腫瘍においてレセプターの存在を検索することである.抗ホルモン剤による治療効果を予知し,予後の推定ができるからである.最近エストロゲンレセプターおよびプロゲステロンレセプターの免疫学的測定法が開発され,従来のアイソトープで標識されたホルモンを使用する生化学的測定法とともにますます臨床的に頻用されてくると思われる.
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