産科超音波診断法の実際・1
原理・取扱いと正常子宮像
一宮 和夫
1
1東京医科歯科大学産婦人科
pp.527-530
発行日 1982年7月25日
Published Date 1982/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206047
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序文
近年,産婦人科領域におけるMEの発達は,めざましいものがある.特に産科領域では,超音波診断法による胎児および胎児付属物の観察は,日常診療において欠くべからざるものとなりつつある.
本誌ではすでに,1977年の4・5月号において,日本医科大学・室岡一教授が「産科MEの基礎と実際」と題して,超音波診断法について解説されている.その後,診断装置の技術的な面での進歩により,画面表示がめざましく改善されたこともあり,今回再度症例を検討し,超音波診断の原理および妊娠初期〜後期についての像を解説してみることにする.
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