Japanese
English
特集 外来診療における画像診断
胸部単純X線写真
正常像
Plain Chest Radiograph : Normal Case
土井 修
1
1聖路加国際病院放射線科
pp.964-966
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901656
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
正面像は通常,背腹方向撮影を撮るが,できれば左側面像を同時に撮ることが勧められる.
病変の検出という点から見ると,正面像で全く見えず,側面像でのみ拾い上げられる病変は少ないとされるが,それは正面像が十分な画質を有し,読影者が意識して縦隔や横隔膜ドームに重なっている肺野をも読影することが前提条件であり,日常の診察では側面像で小結節影や限局した浸潤影が容易にとらえられることも,それほどまれではない.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.