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特集 外来診療における画像診断
腹部単純X線写真
正常像
Plain Abdominal Radiograph : Normal Case
川村 亮機
1
1九州記念病院消化器科
pp.983-985
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901662
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腹部単純X線写真(腹単)は,腹部の全体像を把握する画像診断として最も簡便・迅速で,かつ再現性に富む情報源であり,臨床所見(主訴,既往歴,現病歴,現症など)に基づいた腹単の読影によって,次のステップの診断手順や治療方法などを指示するパイロット(水先案内人)の役割を果たす.臨床所見を反映しない読影,例えば,下痢症における鏡面像を腸閉塞症としたり,開腹術後のfree airを消化管穿孔などと誤認したりすることがないよう,注意しなければならない.
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