今月の臨床 頸癌,体癌—診療の現況
診断
8.子宮内膜増殖症とその取扱い
早川 清一郎
1
,
佐藤 信二
1
,
矢嶋 聰
1
Sciichiro Hayakawa
1
1東北大学医学部産婦人科
pp.1414-1416
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901537
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近年子宮癌全体に占める頸癌の割合が減少傾向にあるため,体癌の割合が次第に増加してきており,現在では約20%にまで達している。また子宮体癌の発生に関しては,エストロゲン依存性の子宮内膜増殖症を介するものと,ホルモン非依存性の萎縮内膜から発生するものの2つがあるという考え方が一般的となってきている。今回は子宮内膜増殖症の前癌病変としての性格と,その取り扱いについて述べる。
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