特集 保健指導再考
退院時保健指導のあり方—褥婦の理解度と疲労からの検討
中村 ミツ子
1
,
産科病棟スタッフ一同
1山口県立中央病院産婦人科病棟
pp.835-841
発行日 1981年11月25日
Published Date 1981/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205926
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1.はじめに
現在多くの病産院で行なわれている褥婦に対する退院時指導は,集団指導という形で定着している。当院においても,産後の生活への速やかな自立を図るために,母性と育児について褥婦全員を対象に実施している。しかしこの指導を短い入院期間中に組み入れなければならないため,褥婦にとって負担であったり,十分理解できないのではないかと考えた。
このたび退院時保健指導を,いかに対象者のニードに合わせ,効果的にすすめていったらよいかを,褥婦の疲労度と理解の程度から検討を加えたのでここに報告する。
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