学生の広場
褥婦に行なう効果的な保健指導を考える—理解度と疲労度,苦痛度からの検討
塚田 弘美
1
1浜松市立看護専門学校
pp.792-795
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922340
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はじめに
産後の保健指導というものは,産後の生活への速やかな自立を図るために行なうものである.そのため,入院中の様々な保健指導は褥婦にとって重要となってくる.
しかし,褥婦は1週間という短い入院期間の中で昼夜を問わず,3時間毎の授乳や処置など,とても多忙で疲労が蓄積されている状況にあると思う.そして産後の保健指導は何種類もあり,この指導を短い入院期間中に組み入れなければならないため,褥婦にとっては心身の負担にもなろうし,十分理解できないのではないかと思う.
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