特集 保健指導再考
地域における両親学級の試み—うぶ声教室のめざすもの
名越 民江
1
,
正木 かよ
1
,
甲斐 かよ子
1
,
槇下 いく子
1
,
堀内 淑子
1
,
岡本 喜代子
1
,
織田 富久美
1
,
中村 裕美子
1
,
田辺 清子
1
,
黒倉 建子
1
,
小出 さつき
1
,
羽柴 巨子
1
,
小林 とよ
1
,
藤本 陽子
1
,
山岡 英子
1
,
山下 律子
1
,
長田 喜代香
1
,
高橋 弘枝
1
,
小山内 幸子
1
1うぶ声教室研究会
pp.831-834
発行日 1981年11月25日
Published Date 1981/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205925
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発足にあたって
ここ数年,子どもを産む側のニーズとして,医療者まかせの出産でなく,自分が産むという意識をもった出産をしたいという声が聞かれ始めている。その具体的なあらわれとして,ラマーズ法を中心に自然分娩を見直す動きがみられ,その動きは看護援助する側の姿勢をも問い直す契機となりつつある。
このような人々の声を聞くたびに専門職として,どのような援助ができるか,有志で考えるようになった。そして夫婦が主体的に出産に取り組み,よりよい出産体験をした人々を増やしていくことは大切なことであるとの認識の一致をみた。昭和55年9月に看護婦,保健婦,助産婦10数人が集まり,よいお産体験への援助に向けて「うぶ声教室研究会」を発足させた。
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