特集 プライマリ・ヘルス・ケアと助産婦活動
プライマリ・ヘルス・ケア—その概念的理解
青木 伸子
1
,
丸地 信弘
2
1神奈川県真鶴町役場
2東大医学部保健学科保健管理
pp.793-799
発行日 1980年12月25日
Published Date 1980/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205789
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はじめに
最近,プライマリ・ヘルス・ケア(以下PHCと略記)が内外でさかんに論議されているが,直接の動機は1975年にWHO(世界保健機関)がその概念を国際的に提唱したからである。
わが国でも1977年頃から,公衆衛生,保健学,看護学,臨床医療,そして医学教育の雑誌でPHC諸問題が紹介されている。看護の関係では「地域看護8)」の翻訳出版の後,ICN東京大会(1977年5〜6月)で,WHO/UNICEF(国連児童基金,ユニセフ)のPHCが紹介されたのを契機に,この主題にかかわる多くの出版活動がなされている。
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