研究・調査・報告
女子学生の性知識に関する基礎調査(第1報)
西園 民子
1
,
足立 悦子
1
,
伊藤 みどり
1
,
小島 佐江子
1
,
荻野 はつ江
1
,
黒柳 恵美子
1
,
長坂 みね子
1
,
川口 緋紗子
1
,
磯貝 勝子
1
1県立愛知看護専門学校
pp.88-93
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205498
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1.はじめに
今日,性の混乱期と言われる中で,閉鎖的な性教育を受けて育った青年たちの不安は大きく,多くの性犯罪をひきおこしている。このような状況下で,よりよい妊娠・分娩をむかえるために,母性看護の果たす役割は大きく,女性が学校教育を終えて社会人となり,結婚・妊娠をむかえるまでにどの程度の性生理の知識を得ているかを把握することは,母子保健指導をすすめるにあたり重要なことと思われる。
そこで今回は,今後の指導の資料とする目的で,大学に入学して間もない女子学生を対象に,性知識についての調査を試みた。
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