ケース・レポート
多発性硬化症患者の出産を看護して
西山 和子
1
,
池野 位子
1
,
和田 宣子
1
,
山口 文子
1
,
森 艶美
1
,
池田 豊子
1
,
中嶋 まさ子
1
,
赤羽 貞子
1
,
村上 和子
1
,
横川 さえ子
1
1信州大学医学部附属病院分娩部
pp.80-87
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205497
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1.はじめに
多発性硬化症(以下MSと略)は,若年の成人女性に発病率の高い難病の1つであり,妊娠・分娩が疾患に及ぼす影響は大きいと考えられている。
今回は,本疾患の増悪が懸念されながらも,本人の強い希望から産科・内科の協同管理下で妊娠を継続し,分娩に至った一症例を経験したので,その経過を報告する。
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