施設レポート・8
完全母乳方式による新生児哺育をめざして—国立岡山病院産婦人科の母乳推進活動
山谷 沢子
1
1国立岡山病院産科病棟
pp.186-191
発行日 1978年3月25日
Published Date 1978/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205351
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1.はじめに
当院産科新生児室は,昭和45年10月以来小児科医の管理となり,同46年1月より,新生児に粉乳等の乳製品を使用しない,完全人乳方式による新生児哺育を実施してきた。
当院での完全人乳方式とは,生後2日目までの母乳不足に5%ブドー糖溶液を,生後3日目以後の母乳不足には,5%ブドー糖溶液か,他の母親の新鮮な人乳を「もらい乳」して,哺乳瓶で与える方法である。
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