学会レポート
母乳哺育シンポジウムに参加して
布谷 敏子
1
1横浜市立港湾病院
pp.420-421
発行日 1979年6月25日
Published Date 1979/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205565
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国際児童年記念・母乳哺育シンポジウムは昭和54年5月12・13日の両日,西日本地区の名古屋市東別院青少年会館にて開催されました。このシンポジウム開催の目的として,「母乳哺育の推進は国の将来を担う児童の健康づくりの基礎であることを母親と共に認識しあい,これを実践する」「あわせて母子保健を担う看護職員の資質の向上を図ることを目的とする」とあります。
お産が終って安心している所へお乳が出はじめ,喜びも束の間,はって痛い思をするのが通例でした。臨床の助産婦ならば誰もが直面している問題です。それが「痛くなく,母乳を出します,出させます」というのですからこのシンポジウムに対する期待も大きいわけです。会場に集まった方たちは前の席を争うかのようにして席につき,一声も聞き漏らすまいとする熱気が,開演前から会場に満ちていました。
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