わたしの助産術
産褥早期離床
宍戸 清子
1
,
浜口 クニ
1
,
塩野谷 礼子
1
,
鈴木 チトセ
1
,
山口 佐恵子
1
,
竹嶋 光代
1
,
石田 光子
1
,
酒井 真理子
1
,
鈴木 あつ子
1
,
尾高 フミ子
1
,
植村 鈴子
1
,
山下 幸枝
1
,
松岡 加津子
1
,
戎末 皓子
1
,
滝 直彦
1
1国立立川病院産婦人科
pp.384-387
発行日 1977年6月25日
Published Date 1977/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205227
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1.はじめに
早期離床という言葉はほとんど手術に関して用いられている。手術が疾病の治療を目的とする人為的な損傷であるとすれば,分娩は種の保存を目的とする自然的な損傷といえる。したがって,術後早期離床と同様な意味で産褥早期離床という言葉があってもよいはずである。このような発想から当科では昭和38年から医師の指導のもとに,漸進的かつ積極的に産褥と離床時期の問題にとりくんできた。
産褥と一口にいっても,流早産から帝切まで広い範囲にわたるわけであるが,本稿では満期前後の経腟分娩後と,帝切後の産褥について述べてみたい。
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